古都ブログ
法然院
-
1update
京都市左京区鹿ヶ谷にある哲学の道からほど近い場所にある浄土宗系の寺院で、
現在は単立宗教法人だそうです。
山門の藁葺き屋根はコケむしている時期があり、見るだけでも安らぎを感じます。
山門から入ってすぐに両側にある砂壇は水を表すそうです。
白砂壇と呼ばれ間を通ると心身清めて浄域にはいることを意味しているそうですよ。
本堂は通常非公開で春と秋に特別公開されますので、
ベストシーズンの木々が楽しめます。
山が近いので、哲学の道から歩いてくると、空気が澄み雰囲気が一変する場所です。
これからはじまる夏にも涼めるスポットだと思います。
縁切り縁結び碑(いし)
-
1update
東山の山麓にある安井金比羅宮の境内には、
「縁切り縁結び碑(いし)」があります。
絵馬の形をしており悪縁を切り、良縁を結ぶ碑として
世界各国から沢山の方が参拝に訪れています。
主祭神である崇徳天皇が戦いによって愛する人と
別れざるを得なかったため、後世の人々が同じ目に遭わないように
悪縁を断ち切ってくださると伝えられています。
高さが1.5メートルで、幅は3メートル程度ですので
大抵の方はほふく前進でくぐることになります。
まずご本殿にご参拝した後に、形代(身代わり御札)に願いを込め
形代を持って願いを念じながら表からくぐり、
また願いを念じながら形代を持って裏から表へくぐり、
最後に形代を碑にはるそうです。
参拝、縁切り・縁結びの祈願は24時間可能という
ことですので朝や夕方などがおすすめです。
廣野了頓邸跡
-
1update
三条衣棚通りを下がったところに
「廣野了頓(ひろのりょうとん)邸跡」の碑があります。
安土桃山時代の著名な茶人、廣野了頓の屋敷があった場所です。
かつて、このあたりでは清水が湧いていたらしく
民家の裏には「了頓井」という井戸もありました。
廣野家は足利家の従臣で
義晴、義輝の時代にこの地を領有していました。
その末裔である廣野了頓は
ここに茶亭を構えて茶道を広めたそうです。
当時、豊臣秀吉や徳川家康も了頓邸を訪れて
お茶を楽しんだそうですよ。
菁々塾跡
-
1update
「菁々塾跡(せいせいじゅくあと)」という石碑が
高倉錦小路にあります。
菁々塾とは、幕末から明治の頃
西谷淇水(にしたに きすい)という寺子屋経営者が立てた私塾です。
菁々塾はその後「菁々堂」、「私立菁々校」と名前を変えて
私立学校として続きましたが、
昭和の始めに廃校になったと言われています。
知名度はとても低い西谷淇水ですが
京都の番組小学校という、日本最初の小学校を開設し
四番組小学校(現在の高倉小学校)の教員を務めたなど
京都の初等教育の基礎を作った、密かに偉大な人物です。
八坂庚申堂
-
1update
八坂庚申堂(やさかこうしんどう)は
八坂の塔の近くにある小さなお寺です。
中に入るとまず、目に飛び込んでくるのが
「くくり猿」というカラフルなお守り。
猿は「欲望のままに行動すること」の象徴らしく
猿が手足をくくられることで欲望を縛り
「欲を1つ我慢する事で願い事が叶う。」という意味だそうです。
お手玉のようなお守りが
沢山吊るされている姿が人気で
話題の撮影スポットにもなっています。
境内には、見ざる、言わざる、聞かざるの
3匹の猿の置物もいっぱいです。
探してみるのも楽しいですよ。