古都ブログ
辰巳大明神
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辰巳大明神は、京都を代表する街並みで有名な祇園白川にポツンとたたづむ小社です。
「辰巳神社」「辰巳稲荷」とも呼ばれ、詳しい創建の歴史や由緒は不明ですが、
元々は京都御所の辰巳の方角=南東を守る神社だったといわれています。
狸を祭神として祀っている由来には、
昔、巽橋にいたずらな狸が棲んでおり、橋を渡る人を化かしては川の中を歩かせていた。
難儀した人々はこの狸の為に祠を建て神様として祀ったところ、
いたずらは止んだそうな・・・。
現在では、芸子さんや舞妓さんたちを中心にした、
祇園芸能に関連する人たちからシンボル的な存在として親しまれており、
芸上達の御利益があると信仰されています。
醍醐寺三宝院の唐門
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醍醐寺にある三宝院は皇室ゆかりの門跡寺院です。
豊臣秀吉が自ら設計したといわれている庭園があることでも有名です。
三宝院の見所は非常に多く、建造物の大半が重文に指定されているなど
国宝指定を受けているものもあります。
その中に、朝廷からの使者を迎える時だけに扉を開いたとされる唐門があります。
2010年に修復されたという唐門は、いかにも重厚感が漂っています。
黒の漆塗りの門に豊臣家の桐の紋が中央に二つ、
天皇家の菊の紋が両側に二つ、金箔で豪華に施されています。
これだけ見ても、桃山時代の華やかな雰囲気が伝わってきますね。
菅原院天満宮神社
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菅原道真の祖父から4代に渡る菅原氏の邸宅跡に建てられた神社で、
道真公生誕の地と伝えられています。
境内には、道真が使ったとされる産湯の井戸が残っているそうです。
この井戸は、驚いたことに平安時代から約170年の月日が経っているのにもかかわらず、
当時のまま残り、現在に至っています。
使用されている周囲の石もこの時代のものです。
道真は学業の神様として知られており、
「学問・諸芸・就職」を祈願する参拝者が多く訪れています。
他にも、末社の梅丸神社(梅丸大神)は、ガン封じ・はれもの・皮膚病などの
病除けのご神徳があると言われているそうです。
学業に秀でた菅原家の親子三代が祀られているということもあり、
学業の神様として更なるご利益があると、
今密かに注目されているパワースポットなんだとか。
平安楽市
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平安楽市とは左京区の岡崎公園にて毎月第2土曜日に
定期開催されている手作り市のことです。
手作りに限定されたお店には、作家さんの個性が光るアート作品や
可愛らしい雑貨などが立ち並んでいます。
他にもフードのお店や手作り体験のできるワークショップなどもあり、
観光客や家族連れで賑わっています。
この周辺の岡崎エリアには、他にも平安神宮や京都市立美術館、
京都市立動物園などたくさんの観光・文化施設が集まっているので
1日中楽しむことができるスポットです。
今月の平安楽市は2月10日(土) 10:00〜16:00開催予定です。
ぜひ休日のおでかけに覗いてみてはいかがでしょうか。
十日ゑびす大祭
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商売繁盛の神様・恵比寿さまが祭神の京都ゑびす神社は、
兵庫県・西宮神社、大阪府・今宮戎神社と並んで日本三大えびすと称され、
「京のえべっさん」の名で親しまれています。
冬の風物詩である十日ゑびす大祭は、
毎年1月10日とその前後2日間行われます。
福娘の巫女さんが奉納の舞を踊り、祭壇に供えられた笹が清められ、
福笹として参拝者に授与されます。
笹は節目正しく伸び、弾力があり折れない、青々としている、
とのことで、ここ京都ゑびす神社で授与がはじまり、
やがて他の神社にも伝わったとされています。
縁起物の大宝・福俵・福箕・福熊手・福鯛・宝船・宝来等などは
自分の好みで選ぶことができ、豪華に飾られた笹は
自宅やお店などに飾られます。
神社の周辺では屋台露店も立ち並び、
この期間は新春の活気とパワーに満ち溢れた賑わいをみせています。