古都ブログ
下鴨神社糺の森
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世界遺産に登録されている下鴨神社の境内には、
広さ3万6千坪の太古の自然を遺す「糺の森」が存在しています。
その昔は150万坪という広大な森だったという。
樹齢6百年から2百年の樹木が約6百本にも数えられ、
森林生態学、環境学などの学術分野からも、
たいへん貴重な森とされています。
また、「源氏物語」や「枕草子」にも謳われており、
古くから景観の美しさを愉しむ場としても親しまれてきました。
現在では、イベントの催しなどもされており、
人々の憩いの場として利用されています。
今週末の12月15日(土)、16日(日)には、
糺の森で手作りの雑貨や食べ物のブースが並ぶ
「森の手づくり市」が開催される予定です。
また、同時に森の音楽会も開催されるようで、
さまざまな作家さんやアーティストの方が集う
楽しい2日間になりそうですね。
北野天満宮の南天
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梅と紅葉の名所で有名な北野天満宮ですが、
梅の花が見頃を迎える前に境内のあちらこちらには
南天の真っ赤な実がなりはじめています。
南天は昔から、「難(南)を転(天)じて福をなす」
という意味合いがあり、
縁起の良い木として古くから庭木として親しまれています。
戦国時代には戦の勝利祈願に使われたり、
魔除けや火災よけの効果がある植物として重宝されてきました。
現代でも南天の実を煎じて飲むと咳止めに効果があり、
のど飴の原料として使われていたり、
お正月の飾りや庭木としてもよく目にします。
例年の北野天満宮の南天の実の付き始めは、12月中旬頃から。
そして、見頃が1月上旬から1月下旬となっています。
貴船神社
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京都の中心部から離れ、どこか神聖な雰囲気が漂う貴船。
昔は「気生根」とも書かれており、
その字の通り、エネルギーが生まれる根源の地ということで
パワースポットとして親しまれています。
貴船神社は京都に水の恵みをもたらす川の上流にあたることから、
大昔から水の神様として祀られていました。
境内には、水にちなんで「水占みくじ」というユニークなおみくじがあります。
一見何も書いていない真っ白な紙を水に浮かべると、
文字が浮き出てくるという遊び心のあるおもしろいもので、
観光客にも大人気のおみくじです。
また、毎年紅葉の時期には灯篭のライトアップがされ、
より一層幻想的な雰囲気に包まれます。
叡山電車では11月25日までもみじのライトアップが行われていました。
市原駅~二ノ瀬駅間にある「もみじのトンネル」を通過する際、
電車が徐行運転になり、電車の中から色鮮やかなもみじを楽しむことができます。
平野神社
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平野神社は、伊勢神宮・松尾大社などと並ぶ格式ある名社です。
また、「平野の夜桜」と称され
古くから桜の名所としても有名なスポットです。
現在も境内全域に約60種類、400本の桜があり、
品種も非常に豊富で満開の時期も異なるため、
境内のいたる所で長い期間桜の花を楽しむことができます。
毎年4月10日には「桜花祭」が催され、
御神輿の巡行や時代衣装を身にまとった総勢200名程の
行列が氏子区内を華やかに巡行します。
東華菜館
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四条大橋を渡ってすぐにある異国情緒漂う洋館「東華菜館」。
その歴史は古く、大正13年に浅井安次郎という人物が
当時ブームだったビアレストランをイメージし、
その設計をヴォーリズ氏に依頼したことから、
大正15年にこのスパニッシュ・バロックの洋館が生まれました。
前身は、西洋料理店でしたが、
戦争の影響などにより経営の存続が難しくなり、
浅井安次郎氏はこの建物を中国人の友人・于永善に託しました。
中国山東省出身の于永善は、
北京料理のベースである山東料理を修得して来日しており、
昭和20年末に北京料理店である「東華菜館」を創業するに至りました。
館内には日本最古のエレベーターがあったり、
海や山の幸のモチーフが壁の装飾につかわれていたりと、
訪れた人を楽しませてくれます。