古都ブログ
将軍塚青龍殿
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京都の展望スポットで有名な将軍塚ですが、
今週いっぱいまで桜のライトアップがされ、
幻想的な雰囲気と京都の夜景を楽しむことができます。
青龍殿の庭園は、回遊式庭園に枯山水庭園を取り込んだ美しい庭園で、
染井吉野・紅枝垂桜・枝垂桜・江戸彼岸桜・青不動記念桜など
約200本の桜の木が植えられています。
また、境内には直径約20メートル、高さ約2メートルの
将軍塚があります。
よく将軍塚手前の市営駐車場の辺りを、
将軍塚だと思っておられる方も多いようですが、
本物の将軍塚は青龍殿の中にあるんですよ。
「将軍塚」の由来は、桓武天皇が都の安泰を祈る為に、
高さ2.5メートル程の将軍像を土で作り、
塚に埋めるよう命じられたところからそう呼ばれるようになったそうです。
数々の偉人達が京の都を一望して日本の将来に思いを馳せ、
豊かな国造りを心に誓った由緒ある場所と言われています。
上賀茂神社
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京都で最古の歴史をもつ神社といわれている上賀茂神社。
正式名は「賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおみかみ)」といいます。
御祭神「賀茂別雷大神」は、
母である玉依日売(たまよりひめ)が境内を流れる御手洗川に
流れてきた白羽の矢を床に祀りおやすみになられたところ、
矢の不思議な力によってご懐妊したとされています。
ある時、御子神が祝宴の席で父親と思う神に杯を注ぐため、
天上へと昇っていってしまいました。
玉依日売が嘆き悲しんでいると、
夢に御子神があらわれ、あるお告げをされました。
そのお告げに従い神迎の祭をしたところ、
立派な成人の姿となり、天より神として御降臨されたとか。
また、母である玉依日売は実は下鴨神社の御祭神なんです。
なので、上賀茂神社と下鴨神社は親子関係にあたるので
繋がりが深い神社なんですね。
六角堂の御幸桜
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3/27(水)に京都市で桜(ソメイヨシノ)の開花宣言がありました!
ご近所の六角堂では、御幸桜(しだれ桜)が見頃を迎え、
ひと足早く春の訪れを知らせてくれています。
いけばな発祥の地として有名な六角堂では、
4/12(金)~14(日)までの間、夜の特別拝観が開催されています。
ライトアップされた六角堂に春のいけばな作品が彩りを加え、
幻想的な雰囲気が楽しめるイベントです。
気象台では、ソメイヨシノが4月上旬に満開になると見込んでいます。
いよいよお花見シーズンの到来ですね。
下鴨神社のさざれ石
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さざれ石とは、“細石”と書くように、
もともと小さい石という意味です。
下鴨神社にあるさざれ石のように、
石灰石が長い年月をかけて雨水で溶解し、
粘着力の強い乳状液が小さな石の隙間に凝結し、
ひとつの大きな岩の塊になったものもさざれ石と呼んでいます。
また、さざれ石は日本国歌の「君が代」の中に出てくる
ことでもよく知られています。
日本各地にさざれ石は存在し、
下鴨神社のさざれ石が国歌に歌われている訳ではありませんが、
さざれ石が年月をかけて成長することから、
神霊の宿る石として崇められています。
満足稲荷神社
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「満足さん」の名称で呼ばれている、豊臣秀吉ゆかりの神社。
現在、満足稲荷神社は東山にありますが、
昔は伏見城内にありました。
伏見城と言えば秀吉の建てたお城ですが、
秀吉は伏見城を建てる前から稲荷神へよくお参りをしていました。
そのおかげで神のご加護が受けられ、天下統一できたということから、
伏見城を建てる際に稲荷社を勧請し城内に祀りました。
天下統一出来たことに満足した秀吉は、
伏見城内に勧請した稲荷社に「満足稲荷社」と名付けたそうです。
その後、伏見稲荷が取り壊される際に、
徳川綱吉によって現在地の東山に移される事となったそうです。