古都ブログ
二条通り(京都通り名・東西編④)
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「二条通り(にじょうどおり)」は、東は白川通から西は堀川通の二条城までの約3.5kmの路。
平安京の二条大路で大内裏の南を東西に走る路であることから二条通りの名が付いた。
(大内裏:内裏の周囲に国家的行事が行われる場所)
明治時代以降に作られた文化施設が軒を連ねているそうです。
二条通りの烏丸通付近は江戸時代に幕府公認の薬種街だったため、
現在でも薬屋さんが多く残っています。
千本通りから西には「旧二条通り」もあり、
朱雀二条商店街振興組合の商店街がある。
二条通り沿道の建造物
・みやこメッセ
・京都府立図書館
・京都市美術館
・京都市動物園
・島津製作所創業記念館 等
夷川通り(京都通り名・東西編③)
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「夷川通り(えびすがわどおり)」は、鴨川の西から堀川通りまでの路。
大雨の際に左京区の若王子神社に祀られている恵比寿さんが流れ着いたのが
一部由来とされている。
夷川通りは京都では有名な家具屋や表具屋など住まいに関する店舗が並ぶ家具屋街
として知られています。
現在では住まいに関する店だけではなく、飲食店やアンティークショップなども
軒を連ねた、歩くにも楽しい路となっている。
夷川通り沿道の建造物
・舎密局跡
・宮崎家具 等
竹屋町通り(京都通り名・東西編②)
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「竹屋町通り(たけやまちどおり)」
竹細工を扱う竹屋が多かったのが通り名の由来。
昭和に入ってから、堀川以西にも延伸されたそうです。
鴨川を越えた左京区聖護院・桜馬場通から千本通に至る約3kmの路。
竹屋町沿道の建造物
・行願寺(革堂)
・二条城
白楽天山(祇園祭・山鉾シリーズ⑪)
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白楽天山(はくらくてんやま)
唐の詩人白楽天と道林禅師の問答場面を表現しているそうです。
松の樹上で座禅して紫の緞子地(どんすじ)の衣を
着ているのが道林禅師です。
白い狩衣を着て立っているのが白楽天で、
唐冠をかぶり手に笏(しゃく)を持っています。
前懸は3枚繋いだものが1枚の前懸になっており、
中の一枚が16世紀にベルギーで作られたゴブラン織です。
胴懸は昭和53年(1978)にフランスから輸入された
17世紀製作のゴブラン織「農民の食事」と
18世紀にベルギーで作られた毛綴織「女狩人」を
掛けて巡行されます。
■白楽天山の山鉾町
京都市下京区室町通綾小路下る白楽天町
綾傘鉾(祇園祭・山鉾シリーズ⑩)
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綾傘鉾(あやかさほこ)
王朝の古式を今に伝える鉾で、鉾は傘の形をしています。
1864年元治の大火で大部分が消失してしまい、
1879年から1884年まで原形の徒歩噺子として
巡行に復活しましたが、
1884年以降は完全に途絶えてしまいました。
しかし、1979年に善長寺町の人たちにより、
約100年ぶりに復興されました。
それ以降、綾傘鉾は毎年山鉾巡行に参加するようになり、
現在では山鉾巡行で最大級の長さを持つ鉾にまでなったのです。
また現在ほとんどが人形となってしまった稚児ですが、
綾傘鉾・長刀鉾の稚児は生き稚児であり、注目されています。
毎年綾傘鉾では保存会から六人の稚児が選ばれ、巡行に参加します。
■綾傘鉾の鉾町
京都市下京区綾小路通新町東入善長寺町