古都ブログ
新選組洛中最後の屋敷跡
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先日、新撰組のゆかりのあるお寺として「壬生寺」をご紹介しましたが、
今回は新撰組が京都で最後の駐在所とした「まぼろしの屯所」を
ご紹介いたします。
”まぼろし”といわれている所以には、王政復古の政変により、
わずか半年しか使用されていなかったこと。
他にも、厳密な場所や規模、建物構造などについては信用に足る史料が少なく、
今回紹介した石碑の辺りが有力とされているが、確証がない点から
“まぼろし”といわれているそうな・・・。
この屯所は、新選組の最盛期の屋敷だったそうですが、
翌年の鳥羽伏見戦争の敗北の後は、関東へ下り、解体の道へと歩んでいきました。
壬生寺
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壬生寺は京都では珍しい律宗(中国で興った仏教の一宗)寺院です。
中世に融通念仏の円覚上人が寺を再興しました。
その円覚上人が創始したとされる、
重要無形民俗文化財の「大念仏狂言」を伝える寺としても有名です。
「大念仏狂言」とは、群衆を前に法会「大念仏会」を開いた際、
後ろの人にもわかるよう、声ではなく身振り手振りで仏の教えを説いたのが
始まりとされる無言劇です。
また、新選組ゆかりの寺としても知られています。
当時、境内は新選組の兵法調練場に使われ、武芸などの訓練が行われたという。
その縁で境内には局長近藤勇の銅像や、新選組隊士の墓である壬生塚があります。
平安神宮大鳥居
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堂々とたたずむ大鳥居。国の登録有形文化財にも指定されています。
建設当時は国内最大の鳥居でした。
高さは24m、幅は18mもあり、当時これだけの大きな鳥居を木材や石材でつくることは
困難であったため、平安神宮が完成してから30年余り鳥居がない状態が続いていたという。
昭和天皇の即位をきっかけに、やっと大鳥居建設計画がスタートされました。
現在では、岡崎エリアのシンボルとしてとても親しまれています。
祇園白川
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白川の辺りは、京都を代表する景観が美しい場所のうちの1つです。
伝統的建造物群保存地区にも指定されており、
古風で情緒のある街並みで形成されています。
水辺にはサギの一種とみられる水鳥がみられたりと、
街中にいながら天然の動物を見ることができます。
川沿いには料亭やお茶屋さんなどが連なり、
石畳の道の脇には早咲きの枝垂桜やソメイヨシノの木が
ところどころに植えてあります。
春の季節にはライトアップもされ、とても趣のある景色が広がります。
ぜひ一度、白川沿いを散歩がてら、
京都の街並みを目でみて楽しんでみてはいかがでしょうか。
安養寺・さかれんげ
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本尊の阿弥陀如来の蓮華の台座がさかさまになっているところから、
別名、倒蓮華寺(さかれんげ)と呼ばれています。
その頃、まだまだ女性蔑視が強かったことから、
往生の際に男性は心の中で上を向いたハスの花を咲かせるが、
女性は下向きに咲かせると言われ、女性は虐げられた存在でした。
阿弥陀の男女の差別なく往生できることを教える平等思想から、
さかれんげと阿弥陀如来を象徴的に見せることで、
分け隔てなく救われることを分かりやすく伝えているという。
この倒蓮華は全国的にも珍しく、特別公開時は横の扉が開けられ、
至近距離から台座の形を確認することができるそうです。