古都ブログ
わら天神
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わら天神は京都で古くから安産にご利益があるとされてきた神社です。
その通称が定着していますが、実は正式名は「敷地神社」と言います。
その由縁は、古来より稲わらで編んだ籠にお供え物を入れて神様に捧げており、
やがて抜け落ちたわらを安産のお守りとして妊婦さんに授与するようになりました。
そのわらのお守りの珍しさから 「わら天神」の通称が広まり定着したのだとか。
わらに節があれば男の子、なければ女の子が産まれるとの言い伝えがあります。
安産祈願で人気の戌の日には、全国各地からも多くの参拝客が訪れます。
また、無事出産を終えた人がお礼参りで奉納したよだれかけが本殿のそこらじゅうに
かかっている風景はとても珍しく、家族が増えた喜びなど、
メッセージを読んでいるだけでも微笑ましくなってきます。
御金神社
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御金神社は、金運アップのパワースポットとして近年人気を集めています。
訪れてみると、まずはインパクト大の金色に輝く鳥居がお出迎えしてくれます。
境内には、金の鈴緒、金印の瓦紋、福財布などの金運グッズがあり、
いかにも運気がアップしそうな雰囲気です。
御金神社の御祭神は、製鉄の守護神として知られている金山毘古神です。
本来は、生活の中で用いられる金属全般(剣、刀、鏡、鋤、鍬など)に
ご利益を授ける神様なのです。
現在は金属を司る神様ということが転じて、通貨の金・銀・銅も金属であることから、
金運の神様としての意味合いの方が強くなってきており、
金運上昇を願う参拝者で賑わっています。
24時間いつでも訪れることができるそうなので、
時間を気にせず参拝できるのはいいですね。
渡月橋
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渡月橋は嵐山のシンボル的な存在で、
四季折々素晴らしい景観を楽しむことができる人気の観光スポットです。
渡月橋と呼ばれるようになったのは、
鎌倉時代に亀山天皇が、満月の晩に舟遊びをされた際に、
月が橋の上を渡るように見え、
「くまなき月の渡るに似る」と詠われたことに由来しています。
この地に最初に橋をかけたのは、空海の弟子である道昌という僧でした。
その後、橋は洪水や戦乱などによって度々破壊されており、
その度にかけ直してはまた壊れ・・・
というのを歴史と共に何度も繰り返してきました。
現在の渡月橋は、昭和9年に造られたものです。
橋脚が鉄筋コンクリート製で、上の欄干部分は和製のヒノキで出来ています。
毎年12月には、「嵐山花灯路」という期間限定のイベントが開催され、
渡月橋がライトアップされます。
周りの山々や水辺も幻想的に照らされ、非日常の景色が拡がります。
神明神社
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街中にひっそりと佇む白色の鳥居。
神明神社は、かつて榎の大木があり、「榎神明」ともいわれていました。
この社にまつわる面白い言い伝えがあり、
それは「平家物語」の中にも登場しています。
平安時代末期の近衛天皇の時代、
頭は猿、尾は蛇、手足は虎の「鵺」という怪鳥が出没して、
毎夜都を騒がせていました。
弓の名手として知られていた源頼政は、
勅命によってこの鵺退治を命じられます。
頼政は神明神社に参籠して退治の成功を祈願し、
見事この怪物を退治することができました。
頼政は神明神社の御加護に感謝して、
この時に使った弓矢の「鏃(やじり)」2本を奉納しました。
「鏃(やじり)」は今でも9月の第2土曜日とそれに続く日曜日の
祭礼の時に飾られています。
柳の水
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三条西洞院にある柳の水は、千利休も茶の湯に用いた名水として有名です。
井戸のそばに直接陽が射すのを避けるために柳を植えたことから、
この名で呼ばれるようになったそうです。
現在、柳の水は、地下25メートルの位置からポンプで汲み上げられており、
実際に汲んで味わうことができます。
このあたりは昔、織田信長の三男信雄の屋敷跡でしたが、
現在は黒染めの老舗である「馬場染工場」が建っています。
黒染めの命は水とされ、染めに使う水は、
微量の鉄分が含まれていることが重要だそうです。
鉄分は多すぎても少なすぎてもだめで、
多すぎると酸化し、赤く染まってしまいます。
柳の水は最適であり、黒色の発色も良く堅牢度も高くなります。
創業時に、業務用に汲み上げ始めて以来、
1度も枯れずに今もなお染・飲料水として使用され続けています。