古都ブログ
貴船神社
-
1update
京都の中心部から離れ、どこか神聖な雰囲気が漂う貴船。
昔は「気生根」とも書かれており、
その字の通り、エネルギーが生まれる根源の地ということで
パワースポットとして親しまれています。
貴船神社は京都に水の恵みをもたらす川の上流にあたることから、
大昔から水の神様として祀られていました。
境内には、水にちなんで「水占みくじ」というユニークなおみくじがあります。
一見何も書いていない真っ白な紙を水に浮かべると、
文字が浮き出てくるという遊び心のあるおもしろいもので、
観光客にも大人気のおみくじです。
また、毎年紅葉の時期には灯篭のライトアップがされ、
より一層幻想的な雰囲気に包まれます。
叡山電車では11月25日までもみじのライトアップが行われていました。
市原駅~二ノ瀬駅間にある「もみじのトンネル」を通過する際、
電車が徐行運転になり、電車の中から色鮮やかなもみじを楽しむことができます。
平野神社
-
1update
平野神社は、伊勢神宮・松尾大社などと並ぶ格式ある名社です。
また、「平野の夜桜」と称され
古くから桜の名所としても有名なスポットです。
現在も境内全域に約60種類、400本の桜があり、
品種も非常に豊富で満開の時期も異なるため、
境内のいたる所で長い期間桜の花を楽しむことができます。
毎年4月10日には「桜花祭」が催され、
御神輿の巡行や時代衣装を身にまとった総勢200名程の
行列が氏子区内を華やかに巡行します。
祇園祭 -鉾建て-
-
1update
今年もいよいよ祇園祭の季節がやってきました!
街のあちらこちらで準備が着々と進められており、
7月から始まった祇園祭も
いよいよフィナーレを迎えようとしています。
7/10から各町では巡行の山鉾が収蔵庫から出され、
鉾の組み立てが行われています。
鉾の組み立てには釘を一本も使用しない
「縄がらみ」という伝統技法を用い、
職人たちによって組み上げられていきます。
完成された姿も豪華絢爛で美しいですが、
こうして一から匠の技で組み立てられた工程をみると、
より感動が深まりますね。
渡月橋
-
1update
渡月橋は嵐山のシンボル的な存在で、
四季折々素晴らしい景観を楽しむことができる人気の観光スポットです。
渡月橋と呼ばれるようになったのは、
鎌倉時代に亀山天皇が、満月の晩に舟遊びをされた際に、
月が橋の上を渡るように見え、
「くまなき月の渡るに似る」と詠われたことに由来しています。
この地に最初に橋をかけたのは、空海の弟子である道昌という僧でした。
その後、橋は洪水や戦乱などによって度々破壊されており、
その度にかけ直してはまた壊れ・・・
というのを歴史と共に何度も繰り返してきました。
現在の渡月橋は、昭和9年に造られたものです。
橋脚が鉄筋コンクリート製で、上の欄干部分は和製のヒノキで出来ています。
毎年12月には、「嵐山花灯路」という期間限定のイベントが開催され、
渡月橋がライトアップされます。
周りの山々や水辺も幻想的に照らされ、非日常の景色が拡がります。
神明神社
-
1update
街中にひっそりと佇む白色の鳥居。
神明神社は、かつて榎の大木があり、「榎神明」ともいわれていました。
この社にまつわる面白い言い伝えがあり、
それは「平家物語」の中にも登場しています。
平安時代末期の近衛天皇の時代、
頭は猿、尾は蛇、手足は虎の「鵺」という怪鳥が出没して、
毎夜都を騒がせていました。
弓の名手として知られていた源頼政は、
勅命によってこの鵺退治を命じられます。
頼政は神明神社に参籠して退治の成功を祈願し、
見事この怪物を退治することができました。
頼政は神明神社の御加護に感謝して、
この時に使った弓矢の「鏃(やじり)」2本を奉納しました。
「鏃(やじり)」は今でも9月の第2土曜日とそれに続く日曜日の
祭礼の時に飾られています。