古都ブログ
函谷鉾 山鉾巡行
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祇園祭のハイライトともいえる山鉾巡行が
先日7月17日に行われました。
弊社のご近所、四条烏丸を少し西に入ったところで
くじ取らずの鉾として毎年5番目に巡行する函谷鉾を見ることができました。
函谷鉾の由来は、紀元前270年頃、
中国4君の一人に数えられる政治家の孟嘗君(もうしょうくん)が
部下による鶏の鳴き声の真似によって函谷関を脱出でき、
一命を取り留めたという故事に因んで名付けられています。
鉾を飾る美しい工芸品や染織品の数々。
その豪華絢爛な様子から「動く美術館」ともいわれています。
前祭では23基の山鉾が京都市内を練り歩き、
曲がり角で山鉾が方向転換する「辻回し」の瞬間には、
歓声が上がるなど盛り上がりをみせていました。
長刀鉾 祇園囃子
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長刀鉾の町会所では、宵山や山鉾巡行に向けて
「コンチキチン」の呼び名で知られるお囃子の練習が行われています。
年中通して練習は行われていますが、特に祇園祭の期間は力を入れており、
7月に入ると連日連夜3時間以上の練習が続きます。
演者は「囃子方」と呼ばれ、
「太鼓」・「笛」・「鉦(かね)」の3つのパートにわかれます。
太鼓が全体の統制をとり、笛は旋律を奏で、鉦はあの独特な音色を響かせます。
太鼓や笛は口伝による伝承の部分が大きく、
鉦のパートを理解していなければ演奏することができません。
そのため、囃子方になる人は10歳ごろから練習を始め、
最初は全員鉦を担当し、およそ15年の経験を積んだ後、
やっと太鼓か笛のパートを担当することができます。
また、長刀鉾のお囃子は約30曲もの曲目があり、
シーンごとに使い分けられます。
曲目も多く、大人数で息の合った演奏をするためには
それ相応の練習と経験が必要なんですね。
みたらし祭
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京都の下鴨神社で毎年7月に行われているみたらし祭。
「足つけ神事」とも言われており、
下鴨神社境内の御手洗池(みたらしいけ)の湧き水に足を膝まで浸して、
罪やけがれを祓って無病息災を祈るお祭りです。
今年は7月19日(金)~28日(日)に開催され、
1年のうちこの期間中だけ御手洗池に入ることができます。
“みたらし”と聞くと、みたらし団子を思い浮かべてしまいますが、
本当にみたらし団子の由来になっているんだとか。
御手洗池は土用の丑の頃になると、地下からの湧水の量が増え、
水泡を発生させるようです。
その泡の見た目を模して、「みたらし団子」が生まれたそうです。
みたらし団子発祥の地ということで、当日は屋台が出ているそうですよ。
将軍塚青龍殿
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京都の展望スポットで有名な将軍塚ですが、
今週いっぱいまで桜のライトアップがされ、
幻想的な雰囲気と京都の夜景を楽しむことができます。
青龍殿の庭園は、回遊式庭園に枯山水庭園を取り込んだ美しい庭園で、
染井吉野・紅枝垂桜・枝垂桜・江戸彼岸桜・青不動記念桜など
約200本の桜の木が植えられています。
また、境内には直径約20メートル、高さ約2メートルの
将軍塚があります。
よく将軍塚手前の市営駐車場の辺りを、
将軍塚だと思っておられる方も多いようですが、
本物の将軍塚は青龍殿の中にあるんですよ。
「将軍塚」の由来は、桓武天皇が都の安泰を祈る為に、
高さ2.5メートル程の将軍像を土で作り、
塚に埋めるよう命じられたところからそう呼ばれるようになったそうです。
数々の偉人達が京の都を一望して日本の将来に思いを馳せ、
豊かな国造りを心に誓った由緒ある場所と言われています。
六角堂の御幸桜
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3/27(水)に京都市で桜(ソメイヨシノ)の開花宣言がありました!
ご近所の六角堂では、御幸桜(しだれ桜)が見頃を迎え、
ひと足早く春の訪れを知らせてくれています。
いけばな発祥の地として有名な六角堂では、
4/12(金)~14(日)までの間、夜の特別拝観が開催されています。
ライトアップされた六角堂に春のいけばな作品が彩りを加え、
幻想的な雰囲気が楽しめるイベントです。
気象台では、ソメイヨシノが4月上旬に満開になると見込んでいます。
いよいよお花見シーズンの到来ですね。