古都ブログ
おけら詣り(京都の祭りカレンダー 12月編②)
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「おけら詣り」
大みそかに行われる京都の伝統的な行事です。
『おけら火(灯籠の火)』を吉兆縄に移して消えないように
くるくる回しながら持ち帰りる。
神前に灯明したり正月の雑煮などの火種にして使い、
一年間の無病息災を祈願します。
燃えきった火縄は火難除けのお守りとして台所に祀るとよいそうです。
最近では各公共交通機関が安全のために持ち込みを禁止しているため、
持ち帰る人は昔に比べて減ってしまったそうです。
日時:12月31
場所:八坂神社(京都市東山区)
大根焚き(京都の祭りカレンダー 12月編①)
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「大根焚き」
京都の師走のイベントとして京都のお寺で行われている大根焚き。
その先駆けとして言われている大報恩寺の大根焚きを紹介します。
起源は鎌倉時代まで遡ります、茲禅上人が大根に梵字を書き魔除けにしたことが始まりです。
現在でも大根にお釈迦様の梵字を書き加持祈祷をした後に切り分け、油揚げと焚きこんでいきます。
昔からから諸病除けとして信じられてきた大根を食べると、師走の冷え切った体が芯から温まります。
ちなみにこちらの大根焚きでは京野菜のまるまるとした聖護院大根が使われます。
日時:12月7・8日
場所:大報恩寺〔千本釈迦堂大報恩寺〕(京都市上京区)
顔見世(京都の祭りカレンダー 11月編④)
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「顔見世」
正式には『吉例顔見世興行』と呼び、京都では『顔見世』と呼ばれる。
江戸時代は劇場との契約が1年ごとで役者たちにとっては、
この時期が新年の始まりになるそうです。
役者たちの「またこの1年この顔ぶれで宜しくお願いします」という
あいさつの興行だったそうです。
現在は形式的な行事になっており、
京都では数ある中の年中行事のひとつとなっています。
南座の表に役者の名前が書かれた『まねき』が飾られると、
普段の南座とはまた違った雰囲気になります。
立ち止まって写真を撮る人も大勢おり、周辺の雰囲気も賑わっています。
日時:11月30日ごろ
場所:南座(京都市東山区)
もみじ祭(京都の祭りカレンダー 11月編③)
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「もみじ祭」
京都の中でも紅葉の名所として知られる嵐山では、
毎年もみじ祭を開催しています。
嵐山は平安貴族に愛され百人一首でも詠われており美しい小倉山の紅葉をたたえ
嵐山周辺の守護神の蔵王権現に感謝の意を示す行事です。
渡月橋から船に乗り込みます。
今様船や平安管弦船など様々な美しく優雅な船だそうです。
一般の人は和装や平安貴族に変身して乗船と遊覧の参加ができるそうです。
日時:11月第2日曜日
場所:嵐山渡月橋上流一帯(京都市右京区)
曲水の宴(京都の祭りカレンダー 11月編②)
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「曲水の宴」
奈良時代~平安時代の宮中行事を現代に再現した禊祓(みそぎはらえ)の神事。
城南宮内にある曲水の庭で執り行れます。
平安時代の装束を身にをまとった7人の歌人が
席に着くと中央の舞台で白拍子の舞が披露され、
曲水の庭の上流から流された盃のお神酒が
自分の前を過ぎる前に和歌を作りお神酒をいただきます。
歌人全員が和歌を詠んで盃のお神酒を飲み終え童子が短冊を集めて、
この7首の和歌が平安時代さながらに節をつけられ
神職により朗詠され、神様に奉納される雅な神事です。
また城南宮は春のしだれ梅と落ち椿も有名です。
日時:11月3日
場所:城南宮(京都市伏見区)