古都ブログ
嵯峨お松明式(京都の祭りカレンダー 3月編④)
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「嵯峨お松明式」
お釈迦様が荼毘に付される様子を再現する行事です。
‘嵯峨お松明式‘として春の風物詩と知られています。
松明を燃やしその年の農作物の吉凶が占われます。
五山の送り火・鞍馬の火祭と並び、京都三大火祭として伝統行事とされています。
約1時間ほどで式は終わりますが、
松明が燃え上がる様は真っ暗な夜空を赤く照らし見る人を釘付けにします。
あまり近くで見物していると火の粉で服が焦げてしまうことがあるそうです。
日時:3月15日
場所:嵯峨釈迦堂(京都市右京区)
涅槃会(京都の祭りカレンダー 3月編③)
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「涅槃会(ねはんえ)」
涅槃会とは釈迦に感謝を捧げ、春の訪れを告げる伝統行事です。
その期間中には各寺院で涅槃図が一般公開されます。
涅槃図とは北を枕に西を向き横たわる釈迦が描かれたものです。
その中でも東福寺と泉涌寺は大涅槃図が公開されることで有名です。
東福寺で公開される涅槃図は、縦12メートル・横6.5メートルもあり、
実物大のネコが描きこまれているので有名。
泉涌寺で公開される涅槃図は、縦16メートル・横8メートルもあり国内で最大です。
描かれたのは江戸時代の中期と言われています。
日時:3月14日~16日
場所:泉涌寺(京都市東山区)、東福寺(京都市東山区)
十三まいり(京都の祭りカレンダー 3月編②)
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「十三まいり」
数え年で13歳になった子供が成人の儀礼とし、
嵐山にある法輪寺でお参りをします。
厄払いをし大人になるための知恵を授けてもらえる儀礼として、
京都では伝統のある行事となっています。
また、京都だけではなく府外からも沢山の人が訪れます。
また、帰り道は渡月橋を渡りきるまで後ろを振り返ってはいけないとされています。
授かった知恵を返すことになると言われおり、
後ろを振り返らないように必死に歩く姿も多くみられます。
日時:(春)3月13日~5月13日/(冬)10月~11月
場所:嵐山法輪寺(京都市西京区)
ひな祭り(京都の祭りカレンダー 3月編①)
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「ひいなまつり」
3月3日といえば‘ひな祭り‘ですが京都雛祭り行事はいくつかあります。
そのうち市比賣神社と下鴨神社のひな祭り行事が一風変わっているようです。
■市比賣神社「ひいなまつり」
市比賣神社といえば、御祭神の五柱が女神ということで、
女性の厄除・守り神として有名な神社です。
良縁・子授け・安産にもご利益があると言われ、
全国からも女性の参列者が後を絶ちません。
その市比賣神社で3月3日に行われるのが「ひいなまつり」です。
特に注目されているのは『ひと雛勢ぞろい』。
人形ではなく実際に人がひな壇に並び、
平安装束のお内裏様とお雛様・三人官女・五人囃子が並んでおり、
一般の参列者も平安衣装を身にまとい、
ひな壇に上がり記念に撮影することができます。
■下鴨神社「流し雛」
下鴨神社の中に流れている御手洗川で、
和紙で作られた雛人形を水に流してそれを祓います。
流し雛自体の習慣は平安時代からの習慣だそうです。
下鴨神社の流し雛では、京人形商工業協同組合が主催していて
京都の雛祭りを代表する行事で知られています。
一般の方も流し雛に参加することが可能で、
毎年沢山の方が想いを込めて参列されてます。
日時:3月3日
場所:市比賣神社(京都市下京区)
下鴨神社(京都市左京区)
梅花祭(京都の祭りカレンダー 2月編④)
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「梅花祭(ばいかさい)」
毎年2月25日は御祭神・菅原道真公の命日です。
祭りでは、蒸したお米を大小2つの台に盛り、
特別な神饌で小枝を挿した白梅・紅梅の紙立が神前に供えられ、
御祭神・菅原道真の遺徳をしのびます。
この祭りには約900年の歴史があると言われており、
宝物殿が特別に公開されたり、
上七軒の芸妓さんたちによる茶の湯のお点前も披露され沢山の人で賑わいます。
日時:2月25日
場所:北野天満宮(京都市上京区)
料金:茶拝服券(1500円)※宝物殿拝観、御供物付