古都ブログ
錦小路通り(京都通り名・東西編⑪)
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「錦小路通り(にしきこうじどおり)」
京都の台所と呼ばれる「錦市場」のある「錦小路通り」。
東は新京極から西は壬生川通に至る全長約1.9Kmの通りです。
昔、通り名は不名誉な呼び名だったのですが、
1054年、第70代・後冷泉天皇の宣旨により
「錦小路」と呼ぶようになりました。
平安時代末期以降、錦小路の通り名が定着したそうです。
近年、京都の観光地としても人気の高い錦市場は、
江戸時代に寺町通より千本通間を「錦小路」と称したそうです。
錦小路通り沿道の建造物
・錦天満宮
・亀龍院
・木下順庵邸跡 等
蛸薬師通(京都通り名・東西編⑩)
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「蛸薬師通り(たこやくしどおり)」
平安時代は「四条坊門小路」と呼ばれていたが、
16世紀に蛸薬師堂(妙心寺)がこの地に移って以降、
いつしか「蛸薬師通 」と呼ばれるようになった。
新京極通りにある「蛸薬師堂 永福寺」の本尊薬師如来の俗称に
由来すると言われています。
東は木屋町通から西は佐井通あたりまで続きます。
通りの由来になった蛸薬師堂 永福寺の本堂前には、
“なで蛸”という蛸の置物があり、
左手で悪い所を撫でると病気が良くなると言われています。
蛸薬師通り沿道の建造物
・蛸薬師堂 永福寺
・永楽屋 室町店
・旧山口銀行 等
六角通り(京都通り名・東西編⑨)
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「六角通り(ろっかくどおり)」
京都の「へそ」と言われる六角堂がある『六角通り』。
名の由来も六角堂から来ていると言われています。
新京極通から右京区西院の佐井西通に至る路で、全長約3.5km。
平安期から鎌倉期にかけては邸宅街として発展し、
鎌倉期以降は商業の町として栄えていたそうです。
ちなみに、名の由来となった六角堂は春になると大きな桜の木が満開になり、
街中とは思えない風情を楽しむことができます。
六角通り沿道の建造物
・六角堂(頂法寺)
・光明院
・善想寺 等
三条通り(京都通り名・東西編⑧)
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「三条通り(さんじょうどおり)」
平安京の東西の主軸をなしていた三条大路(現三条通)では、
貴族の邸宅が並び、当時の道路幅員は30mもあったそうです。
1885 年(明治18)に「道路元標」が三条におかれおり、
(当初は三条大橋に設置され、現在は三条烏丸にあります)
三条通は近代期においても京都のメインストリートだったようです。
現在、河原町通から寺町通にかけては「三条名店街商店街」。
寺町通から烏丸通は一方通行の道ですが、古くからの建物や
飲食店、美容院など様々なジャンルのお店が多く建ち並んでおり、
現在でも老若男女問わず賑やかな通りです。
三条通り沿道の建造物
・京都文化博物館
・三条大橋
・池田屋騒動跡
・金剛寺 等
姉小路通り(京都通り名・東西編⑦)
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「姉小路通り(あねこうじどおり)」
東は木屋町通りから西は佐井通りに至る全長約3.5Kmの通りです。
姉小路通は、平安時代に成立した通りで通り名の由来はわかりません。
江戸時代に開発が進み、現在のような市街地を形成したようです。
落ち着いた雰囲気の京町家や商店が立ち並んでいるのが特徴的です。
平成16年から行われた国土交通省の「街なみ環境整備事業」、
京都府下で初めに取り組んだのが、姉小路界隈だそうです。
エアコンの室外機に目隠しを施すなどの工夫がなされているそうなので、
姉小路通りを通る際は注目ししてみてください。
姉小路通り沿道の建造物
・新風館
・条東殿遺址
・高松神明神社 等