古都ブログ
菁々塾跡
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「菁々塾跡(せいせいじゅくあと)」という石碑が
高倉錦小路にあります。
菁々塾とは、幕末から明治の頃
西谷淇水(にしたに きすい)という寺子屋経営者が立てた私塾です。
菁々塾はその後「菁々堂」、「私立菁々校」と名前を変えて
私立学校として続きましたが、
昭和の始めに廃校になったと言われています。
知名度はとても低い西谷淇水ですが
京都の番組小学校という、日本最初の小学校を開設し
四番組小学校(現在の高倉小学校)の教員を務めたなど
京都の初等教育の基礎を作った、密かに偉大な人物です。
八坂庚申堂
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八坂庚申堂(やさかこうしんどう)は
八坂の塔の近くにある小さなお寺です。
中に入るとまず、目に飛び込んでくるのが
「くくり猿」というカラフルなお守り。
猿は「欲望のままに行動すること」の象徴らしく
猿が手足をくくられることで欲望を縛り
「欲を1つ我慢する事で願い事が叶う。」という意味だそうです。
お手玉のようなお守りが
沢山吊るされている姿が人気で
話題の撮影スポットにもなっています。
境内には、見ざる、言わざる、聞かざるの
3匹の猿の置物もいっぱいです。
探してみるのも楽しいですよ。
上賀茂神社の社家町
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上賀茂神社の東隣に
風情漂う「社家町(しゃけまち)」が広がっています。
「社家」は代々神職を世襲してきたお家のことです。
昔は大きな神社はそこに仕える神職者が
神社のそばに住むことが多かったんですね。
いまでは20軒ほどになっていますが
江戸時代には275軒もあったとか。
それでもこの規模で現存しているのは、珍しいことだそうです。
上賀茂神社の境内を流れる川は、禊が行われるというくらい神聖なもの。
その川が外へ流れ出ているのが、社家町を通る「明神川」です。
神聖な小川と、土塀の奥には美しいお庭の緑。
静かで美しく、とても京都らしい風景です。
このあたりを散歩するだけでも心が洗われそうですね。
上賀茂神社を参拝するときは、ぜひ「社家町」も散策してみて下さいね。