古都ブログ
南禅寺水路閣
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京都市左京区にある「南禅寺」の
三門を向かって少し右に歩いていくと
撮影スポットでも大人気の「水路閣」があります。
水路閣は東京遷都後、京都を復興させるために
琵琶湖の湖水を京都へ引いた「琵琶湖疏水事業」に伴って
1888年に完成されました。
レトロな赤煉瓦作りや、アーチ型の橋脚は
南禅寺境内を通過するという理由から
景観に配慮して田辺朔郎が設計・デザインしたもので
高さ9メートル、全長は93.2メートルにもなるそうです。
ローマ遺跡のような西洋建築と
日本の禅寺のなかで最も格式が高いといわれる南禅寺の空間とが
絶妙に調和しているのが面白いですね。
水路閣は登ることが出来ます。
正面にある階段を上がって行くと
疎水の流れを見ることができるので、是非試して下さいね。
銀閣寺
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観光で人気の銀閣寺は、京都市左京区にあります。
「銀閣」という呼び名は金閣寺と対比して使われたもので
正式には「東山慈照寺(じしょうじ)」といいます。
室町幕府八代将軍、足利義政の隠居所として建てられました。
足利義政は、茶道、華道、建築、絵画、芸能など
多くの文化を支援した文化人として有名でした。
参道を抜けるとまず現れるのが
銀閣である「観音殿」。上下の二層になっていて
下層は書院造の住居、上層には観音菩薩が安置されています。
よく見ると屋根の上には、
天下泰平の象徴である「鳳凰」が立っていて
観音菩薩の安置を守り続けています。
円錐型の「向月台(こうげつだい)」は
上に座って東山に昇る月を観賞するために
作られた、という説があり
白砂が月明かりで銀色に輝くと言われています。
金閣寺と比べると一見地味な印象の銀閣寺ですが
詫び・さびを感じさせる、落ち着いた空間は
一見の価値ありですよ。
ワグネル博士顕彰碑
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岡崎公園の一角に、大きな石碑がひっそりと立っています。
石碑になっているのは「ワグネル博士」。
ワグネル博士はドイツの化学者で、
「ゴットフリード・ワグネル」という名前です。
明治初期、京都は東京遷都で落ち込んでいた時に
何とかして京都に力を持たせようと
日本で最初に化学を学べる場所「舎密局(せいみつきょく)」を作り
ワグネル博士はそこの教師として招かれました。
石鹸、ガラス、飲料の製造など生活に根ざしたものから
陶磁器や京七宝のような伝統産業にまで影響を与えたことから、
「京都の近代工業の祖」と讃えられています。
あの島津製作所の始祖、島津源蔵氏も
ワグネル博士に影響を受けた一人だそうです。
日本の近代化に貢献した外国人の石碑が
こんなところにあったなんて。
ゆっくり歩いてみると色々な発見がありますね。
東本願寺
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京都駅から北へ10分程歩いたところにある東本願寺。
浄土真宗「真宗大谷派」の本山で、
正式名は「真宗本廟(しんしゅうほんびょう)」です。
慶長7年(1602)に創建され、
その後何度も火災で焼失しては、再建されています。
東本願寺といえばとてもスケールが大きく、
「御影堂」は高さ38m、南北76m、東西58mという
世界最大級の木造建築です。
御影堂には、宗祖である親鸞の御真影が安置されています。
写真は京都三大門のひとつである「御影堂門」をくぐっているところ。
お堂も門も、大きすぎて写真におさまりません。
一歩足を踏み入れると、建物の大きさ、装飾の美しさに圧巻です。
因みにここのお堀にはアオサギが居ついていて、
ちょっとした名物になっています。
近づいても全く動じずに、スラッと優雅に立っているので
歩行者によく写真を撮られていますよ。
御影堂をはじめ、境内は殆ど無料で拝観出来ます。
3月から10月は、朝5時50分から入ることが出来るので、
早朝の空いている時間帯に、大きな文化財の
悠々とした空間を味わいに出かけるのも良いですね。