古都ブログ
錦市場
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「京の台所」として有名な錦市場は
市内中心部の錦小路通を東西に走る商店街です。
東は寺町通から、西は高倉通までの約390mの区間に
約130店舗もの老舗や専門店が並び
地元の人からは「にしき」と呼び親しまれています。
なんと約1300年もの歴史があり、平安時代に
御所へ新鮮な魚を納めるお店が集まったことが始まりといわれています。
京野菜や魚、京漬物、豆腐や湯葉、乾物など
京都特有の食品はほぼここで揃えることができ
観光客や修学旅行生だけでなく
日常の食品を買う人や、京料理向け食材を仕入れる割烹、料亭、旅館の料理人さんなど
多くの人で賑わっています。
今はちょうど年末・お正月ムードで
めでたい祝鯛、年越し用のお蕎麦、お餅、数の子、カニなど
お正月用の食材がたくさん並んでいて
食べ歩きはもちろん、見て歩くだけでも楽しめますよ。
因みに「にらみ鯛」といって、正月の三が日は鯛に箸をつけないのが
京都特有のお正月の風習だとか。
威勢の良い声が飛び交っている、活気ある年末の錦市場に立ち寄って
京都の年の瀬の風景を味わうのも良いかもしれません。
京都駅ビル 光のファンタジー2019
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毎年クリスマスの時期になると
京都駅ビルではクリスマスイルミネーションが登場します。
中央改札を出て伊勢丹側のエスカレーターを上へ上へと上がっていくと
「室町小路広場」にモミの木タイプの巨大クリスマスツリーが設置されています。
高さ22m。天上が高い空間ならではの演出ですね。
今年は京都市とアメリカ・ボストン市の姉妹都市締結60周年を記念して
「赤」を基調に、「花」をテーマにボストンの魅力を表現しているとか。
赤が基調なだけあり、クラシックな良さがありました。
ツリーの前にある大階段のグラフィカルイルミネーションは
171段あるうち、125段に約15,000球のLEDが散りばめらています。
こちらもクリスマス限定のイルミネーションになっていて
大きな雪だるまやトナカイの絵も映し出されていましたよ。
ツリーの設置は12月25日までで、無料で楽しめます。
開放的な空間なので、お仕事帰りに休憩している人もいるし
写真撮影しに来てる人、小学生の団体さんなど、色んな人で賑わっています。
冬のイルミネーションを観にどこかへお出かけするのも良いですが
京都駅のように通勤や移動の合間に気軽に立ち寄れて
クリスマス気分を味わえるのも良いですね。
イルミネーションの撮影は、沢山撮りたくなること必至なので
ぜひカメラや携帯の充電を満タンにして、覗いてみてくださいね。
仁和寺
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ユネスコ世界遺産にも登録されている仁和寺は
右京区御室(おむろ)という、市内中心部から少し北西にあり
「金閣寺」からも歩いて30分程で辿り着ける距離にあります。
この寺院は皇室と繋がりが深く
平安時代の仁和4年(西暦888年)に光孝天皇により創建され、
息子の宇多天皇により完成しました。
「御室(おむろ)」という僧坊を建てて住んだことから
別名「旧御室御所」とも呼ばれ、皇族が住職を務める門跡寺院になりました。
大きな仁王門をくぐると境内はかなり広く
国宝の「金堂」、重要文化財の「五重塔」「御影堂」「観音堂」など
建造物を中心に見どころが沢山あります。
御所のたたずまいが残っていて格式高く、歴史も深い仁和寺。
多少混雑してもゆっくり散策できる、なかなかの穴場でもあります。
自分の好みに合わせて歴史的建築物や襖絵、絵画などを
じっくり見るのも良いですね。
佛光寺
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佛光寺は下京区、四条烏丸から少し南へ歩いたところにあります。
浄土真宗の開祖である親鸞と関わりのあるお寺で
親鸞が1212年に越後から京都に戻り
山科に興正寺を建立したことが今の佛光寺の始まりと伝えられています。
広い境内は無料で拝観でき、お堂も参拝できます。
存在感のある大イチョウの木は
「京都市・区民誇りの木」に指定されていて
ここで写真を撮る人も多く
観光客や地元の人、近くで働く人たちに親しまれています。
境内には地元素材を使ったカフェや
京都の老舗店の生活雑貨・食品を扱うお店もあり
拝観の後もいろいろ楽しめますよ。
中心街から少しはずれただけなのに静かで
のどかな雰囲気を楽しめる、穴場スポットです。