辰巳大明神
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辰巳大明神は、京都を代表する街並みで有名な祇園白川にポツンとたたづむ小社です。
「辰巳神社」「辰巳稲荷」とも呼ばれ、詳しい創建の歴史や由緒は不明ですが、
元々は京都御所の辰巳の方角=南東を守る神社だったといわれています。
狸を祭神として祀っている由来には、
昔、巽橋にいたずらな狸が棲んでおり、橋を渡る人を化かしては川の中を歩かせていた。
難儀した人々はこの狸の為に祠を建て神様として祀ったところ、
いたずらは止んだそうな・・・。
現在では、芸子さんや舞妓さんたちを中心にした、
祇園芸能に関連する人たちからシンボル的な存在として親しまれており、
芸上達の御利益があると信仰されています。