竹伐り会式(京都の祭りカレンダー 6月編④)
- 1update
「竹伐り会式(たけきりえしき)」
毎年梅雨の時期に牛若丸(弁慶)の修行の地として知られる鞍馬寺で行われる祭。
平安時代のに峯延(ぶえん)上人が大蛇を法力によって退治し、
亡骸が切り刻まれて捨てられたという故事にちなんで、
長さ4m、太さ10cmもある青竹を蛇に見立てて伐っていく行事で、
江戸時代の中ごろから、2人1組に分かれた法師たちが、
竹を伐る速さを競い合うようになりました。
左を丹波座、右を近江座と呼び、
「弁慶かぶり」をした法師たちが山刀で竹を勢いよく切り落とし
その年の豊作・凶作を占う行事にもなっていました。
竹伐り会式は、1000年以上の歴史があり京都でも有数の古い行事です。
日時:6月20日
場所:鞍馬寺(京都市左京区)