蹴上(京都交差点名・東山区編④)
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「蹴上(けあげ)」
安元3年(1177)の秋に源義経が、
鞍馬山で金売吉次という商人に出会いました。
金売の案内で奥州へ向かうその道中、日ノ岡峠へ立ち寄りました。
日向大明宮へ向かう道中の安全祈願をするためです。
無事に安全祈願をした源義経は、日ノ岡峠でお供と別れを告げます。
そこに平家の武士9人が馬に乗って、通りかかります。
その時、平家の乗る馬が水たまりの水を源義経に蹴りかけてしまい、
跳ね上がった水で、源義経の衣服を汚してしまったそうです。
晴れの門出を台無しにされた源義経は、激怒し9人の平家の武士を斬り捨てました。
その後、軽率な行いを悔いた源義経は、9体の石仏を作って弔ったそうです。
この事から、この地区はを「蹴上(けあげ)」と呼ぶようになったと言われています。
現在の蹴上には南禅寺があり、特に桜や紅葉の時期は人気の観光地となっています。
蹴上近隣の建造物
・南禅寺
・蹴上インクライン
・ウェスティン都ホテル京都 等