白楽天山(祇園祭・山鉾シリーズ⑪)
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白楽天山(はくらくてんやま)
唐の詩人白楽天と道林禅師の問答場面を表現しているそうです。
松の樹上で座禅して紫の緞子地(どんすじ)の衣を
着ているのが道林禅師です。
白い狩衣を着て立っているのが白楽天で、
唐冠をかぶり手に笏(しゃく)を持っています。
前懸は3枚繋いだものが1枚の前懸になっており、
中の一枚が16世紀にベルギーで作られたゴブラン織です。
胴懸は昭和53年(1978)にフランスから輸入された
17世紀製作のゴブラン織「農民の食事」と
18世紀にベルギーで作られた毛綴織「女狩人」を
掛けて巡行されます。
■白楽天山の山鉾町
京都市下京区室町通綾小路下る白楽天町