綾傘鉾(祇園祭・山鉾シリーズ⑩)
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綾傘鉾(あやかさほこ)
王朝の古式を今に伝える鉾で、鉾は傘の形をしています。
1864年元治の大火で大部分が消失してしまい、
1879年から1884年まで原形の徒歩噺子として
巡行に復活しましたが、
1884年以降は完全に途絶えてしまいました。
しかし、1979年に善長寺町の人たちにより、
約100年ぶりに復興されました。
それ以降、綾傘鉾は毎年山鉾巡行に参加するようになり、
現在では山鉾巡行で最大級の長さを持つ鉾にまでなったのです。
また現在ほとんどが人形となってしまった稚児ですが、
綾傘鉾・長刀鉾の稚児は生き稚児であり、注目されています。
毎年綾傘鉾では保存会から六人の稚児が選ばれ、巡行に参加します。
■綾傘鉾の鉾町
京都市下京区綾小路通新町東入善長寺町