山伏山(祇園祭・山鉾シリーズ⑧)
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山伏山(やまぶしやま)
山に飾る御神体(人形)が山伏の姿をしているので
由来となったようです。
巡行の数日前から聖護院の山伏達の巡拝と、
八坂神社からの清祓が行われている。
山の歴史は古く、応仁の乱以前にも巡行の記録が
見られているそうです。
山伏山には昔の「菊水鉾」の懸装品が用いられています。
これは応仁の乱の前に戦火や火災で沢山の鉾が被害にあったり消滅したことが原因で
山伏山の隣だった菊水鉾の懸装品だけは残そうとされました。
見送や前懸、水引、飾り房などを山伏山に寄贈され、
菊水鉾の思いを受け継ぐということで、
現在でも「菊水鉾」の飾り房などが山の飾りとされています。
■山伏山の山鉾町
京都市中京区室町通蛸薬師下ル山伏山町