鶏鉾(祇園祭・山鉾シリーズ④)
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鶏鉾(にわとりほこ)
古代中国の帝王・尭の時代の史話「諫鼓(かんこ)」にもとづいた鉾です。
尭の時代は天下がよく治まり、不満があれば叩く太鼓が全く鳴らず、
太鼓に苔が生えそこへ鶏が巣を作ったことがテーマになっていると言われています。
鉾頭には、竹製の三角形が2つ合わさり中央に円形の銅盤がありその模様は
太鼓の中に。鶏が産んだ卵がモチーフにされているという説です。
稚児人形は頭に雄鳥を乗せている所や、
見送は、江戸時代初期に輸入された16世紀ベルギー製のタペストリーも見どころです。
■鶏鉾の鉾町
京都市下京区室町通四条下る鶏鉾町