函谷鉾(祇園祭・山鉾シリーズ②)
- 1update
函谷鉾(かんこほこ)
中国戦国時代の故事「鶏鳴狗盗(史記)」に因む。
(斉の孟嘗君が、難所の函谷関を鶏の鳴き声により脱出したという中国の史話)
見どころは重要文化財指定の前懸。
16世紀のベルギー製のタペストリーで、平成18年に復元新調しました。
現在、巡行時は復元品を使用しています。
新旧の前懸は、会所飾りで見ることが出来ます。
稚児人形「嘉多丸」は鉾復興の際に作られたもので、
モデルは幼少期の一条実良(後の明治天皇皇后の兄)も
見どころです。
鉾頭には三角形の白麻を張り、
先頭に三日月が上向きにとりつけられています。
巡行の際は「くじとらず」として、
長刀鉾の次に2番手として巡行する鉾です。
■函谷鉾の鉾町
下京区四条烏丸西入ル函谷鉾町