平等院【世界遺産】
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十円玉の表側、平等院です。
藤原頼通によって開かれた寺院で、
本尊は阿弥陀如来坐像が鎮座されている世界遺産です。
平安初期頃、宇治は貴族の別荘地だったそうで、源氏物語のモデルである
嵯峨源氏の源融が営んだ別荘だったものが
宇多天皇に渡り、天皇の孫である源重信を経て
長徳4年(998年)、摂政藤原道長の別荘「宇治殿」となり、
その子供の関白・藤原頼通が、永承7年(1052年)に
宇治殿を寺院に改めて「平等院」となったそうです。
現在の景観になったのは、度重なる戦いによって鳳凰堂(阿弥陀堂)のみが焼け残ったためだそうで、
元は堂塔が立ち並び、このような景観をしていなかったそうです。
庭も含めて、この世の極楽浄土を表しているとされています。
市内の観光も良いですが、宇治の雰囲気はまた違いますし、
宇治茶・お抹茶のスイーツも美味しいので、ぜひ足を運んでみてください。