銀閣寺
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観光で人気の銀閣寺は、京都市左京区にあります。
「銀閣」という呼び名は金閣寺と対比して使われたもので
正式には「東山慈照寺(じしょうじ)」といいます。
室町幕府八代将軍、足利義政の隠居所として建てられました。
足利義政は、茶道、華道、建築、絵画、芸能など
多くの文化を支援した文化人として有名でした。
参道を抜けるとまず現れるのが
銀閣である「観音殿」。上下の二層になっていて
下層は書院造の住居、上層には観音菩薩が安置されています。
よく見ると屋根の上には、
天下泰平の象徴である「鳳凰」が立っていて
観音菩薩の安置を守り続けています。
円錐型の「向月台(こうげつだい)」は
上に座って東山に昇る月を観賞するために
作られた、という説があり
白砂が月明かりで銀色に輝くと言われています。
金閣寺と比べると一見地味な印象の銀閣寺ですが
詫び・さびを感じさせる、落ち着いた空間は
一見の価値ありですよ。