北野天満宮の南天
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梅と紅葉の名所で有名な北野天満宮ですが、
梅の花が見頃を迎える前に境内のあちらこちらには
南天の真っ赤な実がなりはじめています。
南天は昔から、「難(南)を転(天)じて福をなす」
という意味合いがあり、
縁起の良い木として古くから庭木として親しまれています。
戦国時代には戦の勝利祈願に使われたり、
魔除けや火災よけの効果がある植物として重宝されてきました。
現代でも南天の実を煎じて飲むと咳止めに効果があり、
のど飴の原料として使われていたり、
お正月の飾りや庭木としてもよく目にします。
例年の北野天満宮の南天の実の付き始めは、12月中旬頃から。
そして、見頃が1月上旬から1月下旬となっています。