東華菜館
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四条大橋を渡ってすぐにある異国情緒漂う洋館「東華菜館」。
その歴史は古く、大正13年に浅井安次郎という人物が
当時ブームだったビアレストランをイメージし、
その設計をヴォーリズ氏に依頼したことから、
大正15年にこのスパニッシュ・バロックの洋館が生まれました。
前身は、西洋料理店でしたが、
戦争の影響などにより経営の存続が難しくなり、
浅井安次郎氏はこの建物を中国人の友人・于永善に託しました。
中国山東省出身の于永善は、
北京料理のベースである山東料理を修得して来日しており、
昭和20年末に北京料理店である「東華菜館」を創業するに至りました。
館内には日本最古のエレベーターがあったり、
海や山の幸のモチーフが壁の装飾につかわれていたりと、
訪れた人を楽しませてくれます。