大原口の道標
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寺町今出川にあるこの道標は、
慶応4年(1868)に地元の人たち19名によって建てられたものです。
江戸時代の寺町今出川は大原口といわれる重要な辻でした。
4面に方角とともに22か所もの目的地名が距離とともに細かく示されていて、
まだ交通が発達していなかった当時、とても有難い存在だったのだろう・・・。
良質の花崗岩に文字が刻まれており、距離の正確さからも、
全国的に見ても最も優れた美しい道標といわれています。
道標は当時の交通の様子を知ることができる貴重な資料のため、
現在、史跡として京都市登録文化財になっています。