古都ブログ
都をどり(京都の祭りカレンダー 4月編①)
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「都をどり」
始まりは祇園新橋小堀の松の家にて京都博覧会の附博覧として催されました。
明治5年より続いている歴史のある行事で、
毎年4月に開幕され芸妓・舞妓の舞を披露されます。
衣装は京友禅と西陣織の逸品で、舞台装置は日本画の伝統ある技法を使い、
京都と日本の伝統を目の当たりに感じられます。
また、普段なかなか聴くことのできない芸妓・舞妓の生演奏も鑑賞できます。
舞台の作家陣は京都ゆかりのある名だたる芸術家も多く、
毎年楽しみにしている方も多いようです。
日時:4月1日~4月30日
場所:祇園甲部歌舞練場(京都市東山区)
※現在、耐震改修工事のため休館中(令和4年秋完成予定)
北野をどり(京都の祭りカレンダー 3月編⑤)
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「北野をどり」
京都最古の花街と言われる上七軒。
その上七軒歌舞会の芸舞妓が繰り広げる舞台で、
上七軒所緑の宮社である北野天満宮の千五十年大萬燈祭に奉賛し、初演を迎え、昭和27(1952)年からの歴史があるそうです。
それ以降も北野天神様のお膝元で毎年開催されています。
衣装や踊りが華やかで演出にも毎年定評があり見る人を魅了させます。
近年は新型コロナウィルスで2年間中止になっていましたが、
今年は時期をずらし、10月に開催されるとのことです。
日時:3月下旬~4月上旬
場所:上七軒歌舞練場(京都市上京区)
嵯峨お松明式(京都の祭りカレンダー 3月編④)
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「嵯峨お松明式」
お釈迦様が荼毘に付される様子を再現する行事です。
‘嵯峨お松明式‘として春の風物詩と知られています。
松明を燃やしその年の農作物の吉凶が占われます。
五山の送り火・鞍馬の火祭と並び、京都三大火祭として伝統行事とされています。
約1時間ほどで式は終わりますが、
松明が燃え上がる様は真っ暗な夜空を赤く照らし見る人を釘付けにします。
あまり近くで見物していると火の粉で服が焦げてしまうことがあるそうです。
日時:3月15日
場所:嵯峨釈迦堂(京都市右京区)
涅槃会(京都の祭りカレンダー 3月編③)
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「涅槃会(ねはんえ)」
涅槃会とは釈迦に感謝を捧げ、春の訪れを告げる伝統行事です。
その期間中には各寺院で涅槃図が一般公開されます。
涅槃図とは北を枕に西を向き横たわる釈迦が描かれたものです。
その中でも東福寺と泉涌寺は大涅槃図が公開されることで有名です。
東福寺で公開される涅槃図は、縦12メートル・横6.5メートルもあり、
実物大のネコが描きこまれているので有名。
泉涌寺で公開される涅槃図は、縦16メートル・横8メートルもあり国内で最大です。
描かれたのは江戸時代の中期と言われています。
日時:3月14日~16日
場所:泉涌寺(京都市東山区)、東福寺(京都市東山区)
十三まいり(京都の祭りカレンダー 3月編②)
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「十三まいり」
数え年で13歳になった子供が成人の儀礼とし、
嵐山にある法輪寺でお参りをします。
厄払いをし大人になるための知恵を授けてもらえる儀礼として、
京都では伝統のある行事となっています。
また、京都だけではなく府外からも沢山の人が訪れます。
また、帰り道は渡月橋を渡りきるまで後ろを振り返ってはいけないとされています。
授かった知恵を返すことになると言われおり、
後ろを振り返らないように必死に歩く姿も多くみられます。
日時:(春)3月13日~5月13日/(冬)10月~11月
場所:嵐山法輪寺(京都市西京区)