古都ブログ
平等院【世界遺産】
-
1update
十円玉の表側、平等院です。
藤原頼通によって開かれた寺院で、
本尊は阿弥陀如来坐像が鎮座されている世界遺産です。
平安初期頃、宇治は貴族の別荘地だったそうで、源氏物語のモデルである
嵯峨源氏の源融が営んだ別荘だったものが
宇多天皇に渡り、天皇の孫である源重信を経て
長徳4年(998年)、摂政藤原道長の別荘「宇治殿」となり、
その子供の関白・藤原頼通が、永承7年(1052年)に
宇治殿を寺院に改めて「平等院」となったそうです。
現在の景観になったのは、度重なる戦いによって鳳凰堂(阿弥陀堂)のみが焼け残ったためだそうで、
元は堂塔が立ち並び、このような景観をしていなかったそうです。
庭も含めて、この世の極楽浄土を表しているとされています。
市内の観光も良いですが、宇治の雰囲気はまた違いますし、
宇治茶・お抹茶のスイーツも美味しいので、ぜひ足を運んでみてください。
雨宝院 染殿井
-
1update
西陣五名の一つ雨宝院にある染殿井です。
軟水で染色に使うとよく染まるとされ、
以前は西陣の染物関係者が水を汲みに来ていたそうですが
現在は清めの手水に使われています。
京都御所の中にも染殿井があり、
そちらは、藤原良房の邸「染殿第」があった場所で、
藤原良房の娘・明子(清和天皇の生母)の御所だったそうです。
寿ビルディング
-
1update
昭和2年(1927年)に、建てられた
鉄筋コンクリート造の五階建レトロなビルです。
正面玄関や階段は、アールデコ風。
登録有形文化財(建造物)として登録されています。
現在は、雑貨屋さんや絵本屋さん、
ギャラリーなども入っています。
改装中のお店もあり、今後もどうなるのか楽しみです。
阪急河原町2番出口から、徒歩2分の距離なので
遊びに来た際はぜひ足をはこんでみてください。
三条大橋の擬宝珠
-
1update
1864年6月5日、池田屋事件の時の刀傷が今も残る
といわれている三条大橋の擬宝珠です。
※歴史的な裏付けはないそうですが、とても有名です。
擬宝珠の一部は昭和25年に新造されておりますが、
当時のものをそのまま利用したものも残っています。
事件のあった旅館の池田屋は、150mほどはなれており、
現在は石碑が残っているだけとなっています。
上の写真ではわかりにくいかもしれませんが、
右の汚れているところに刀傷が2本あり、
そのほかにも傷がちらほら見受けられ、
左の部分には文字が刻まれています。
東海道五十三次の西の起点としても三条大橋には、
様々な歴史が刻まれた場所として必見です。
京都印刷発祥の地
-
1update
京都市営地下鉄の烏丸御池駅にある高さ1.8mほどの石碑です。
活字を使った活版印刷技術は幕末に長崎にひろまり、実用化されました。
関西では大阪に伝わり、1870(明治3)年に古川穂次郎が
京都烏丸通りに點林堂(てんりんどう)を開業したそうです。
その後、まわりに多数の印刷所が開設されたとのことで
1893(明治26)年に京都印刷業組合が設立されて120周年の記念に建てられたようです。