古都ブログ
八坂庚申堂
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八坂庚申堂(やさかこうしんどう)は
八坂の塔の近くにある小さなお寺です。
中に入るとまず、目に飛び込んでくるのが
「くくり猿」というカラフルなお守り。
猿は「欲望のままに行動すること」の象徴らしく
猿が手足をくくられることで欲望を縛り
「欲を1つ我慢する事で願い事が叶う。」という意味だそうです。
お手玉のようなお守りが
沢山吊るされている姿が人気で
話題の撮影スポットにもなっています。
境内には、見ざる、言わざる、聞かざるの
3匹の猿の置物もいっぱいです。
探してみるのも楽しいですよ。
上賀茂神社の社家町
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上賀茂神社の東隣に
風情漂う「社家町(しゃけまち)」が広がっています。
「社家」は代々神職を世襲してきたお家のことです。
昔は大きな神社はそこに仕える神職者が
神社のそばに住むことが多かったんですね。
いまでは20軒ほどになっていますが
江戸時代には275軒もあったとか。
それでもこの規模で現存しているのは、珍しいことだそうです。
上賀茂神社の境内を流れる川は、禊が行われるというくらい神聖なもの。
その川が外へ流れ出ているのが、社家町を通る「明神川」です。
神聖な小川と、土塀の奥には美しいお庭の緑。
静かで美しく、とても京都らしい風景です。
このあたりを散歩するだけでも心が洗われそうですね。
上賀茂神社を参拝するときは、ぜひ「社家町」も散策してみて下さいね。
八坂の塔
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「八坂の塔」は、法観寺に建つ五重塔です。
法観寺自体はそれほど有名な観光スポットではありませんが
「八坂の塔」といえばピンと来る人も多いくらい
京都を代表する景観のひとつです。
八坂通りから眺める八坂の塔は絶景で
石畳の細い路にそって古民家風の建物が並ぶなか
通りの奥に凛と建っている姿は
まさに京都の風情、といった雰囲気です。
今は手前にある枝垂桜も開いてきています。
実は桜の木と八坂の塔との組み合わせを楽しめるポイントって
意外と少なく、貴重なんですよ。
東山のシンボル的存在である八坂の塔を
眺めながら歩く八坂通は、お勧めです。
菊水の井跡
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室町通を四条通の近くまで来たところ。
室町時代、このあたりには夷をお祀りする社があり
境内に「菊水の井」という名水の井戸がありました。
千利休の師匠、武野紹鴎(たけのじょうおう)が
この名水をこよなく愛し、ここで庵を営んで
お茶を点てるときに使っていたと言われています。
因みに祇園祭の「菊水鉾」もこの井戸から名づけられました。
平成15年まではここに能楽堂があって
井戸も残っていましたが
能楽堂の移転と同時に井戸は無くなり
今はこの石碑だけが立っています。
道を歩いていると何かしら石碑が立っている京都ですが
祇園祭で何度もこの辺りを通っているのに
全然気づきませんでした。
この「菊水」にちなんで作られた
「したたり」 という和菓子もありますよ。
まだ気が早いですが、祇園祭の頃になったら
チェックしてみてくださいね。
京阪バス発祥の地
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京阪伏見桃山駅と近鉄桃山御陵前駅の間のビルの緑地帯に
「京阪バス発祥之地」と書かれた大きな石碑があります。
「京阪バス」は「桃山自動車」として大正11年に始まり
当時は京阪伏見桃山駅から伏見桃山御陵までの
約800メートルを、参拝客を輸送するために
自動車11台でハイヤー営業をしていたそうです。
その後合併や分離を繰り返して
現在の「京阪バス株式会社」になりました。
京都、大阪、滋賀、奈良を走る京阪バスも
元々は800メートルの輸送から始まったのかと思うと
千里の道も一歩からですね。
現在は伏見桃山駅前では京阪バスの乗入れはありませんが
バスファンにとっては有名な場所なのかもしれません。