古都ブログ
東寺の五重塔
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東寺の五重塔は東寺だけではなく、
もはや京都のシンボルともなっている塔です。
高さは55mもあり、木造塔として日本一の高さを誇ります。
826年に空海が創建に着手しますが、
完成したのは空海没後の9世紀末でした。
約50年もかかった難工事でしたが、
なんと4年後には落雷によって焼失してしまいます。
その後も雷火や不審火で4回焼失し、
現在の塔は1644年に徳川家光の寄進で建てられた5代目です。
塔内には、弘法大師空海が唐より持ち帰った
仏舎利が納められているそうです。
塔の内部は普段は非公開となっていますが、
年に2回程特別公開され、塔の初層内部をみることができます。
豊国神社
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全国にいくつか豊国神社という社名の神社はありますが、
いずれも豊臣秀吉公(豊国大明神)を祀っており、
その総本社が京都東山にあります。
豊臣秀吉が一代で農民から天下人にまで上り詰めた出世パワーから、
仕事運・就職・転職・勝ち運などにご利益があるとされています。
本殿の正面には、重厚感のある国宝の唐門があります。
西本願寺・大徳寺の唐門を併せて『国宝の三唐門』と呼ばれています。
扉の下の方には鯉の滝登りの彫刻がされており、
これは中国の故事にある「登竜門」を示し、
「立身出世」を意味しています。
造営当初は門全体に黒く漆が塗られ、
あちこちが金箔で飾られていたそうです。
まさに豪華絢爛な桃山時代の建築を象徴していますね。
金箔は一部少しだけ残っているところもあるので、
目を凝らすと見つけられるかもしれませんよ。
松尾大社
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松尾大社は西京区にある、大宝元年の701年に建てられた神社です。
神像も数多くあり、重要文化財として指定されています。
松尾大社では、2月3日に節分祭が催されます。
石見神楽の奉納や鳴弦引目神事、四方奉射神事、
福男・福女による福豆撒きが行われます。
豆撒きでは、鬼が出てきて、鬼が手に持っている「鬼棒」で
みんなの頭をポンポンしたり、子供が抱っこされて大号泣していたりと
会場はかなり盛り上がります。
ぜひこの機会に厄払いをしに、松尾大社へでかけてみてはいかがでしょう。
大文字山
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夏の風物詩「五山の送り火」で有名な大文字山。
如意ヶ岳の西側に連なる山で標高は466mあります。
プチ登山ができる山としても人気で、
実際に「大」の文字のところに行くことができます。
1時間程度で登ることができるので、
老若男女問わずハイキングがてら登るのには最適です。
山頂からの眺めは絶景で、京の街を一望に見渡すことができます。
天気のいい日には、お弁当を持って
景色を眺めながら食べるのもいいですね。
伏見城
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伏見城は、豊臣秀吉が天下統一を果たした後に
隠居後の住まいとするために現在の京都府伏見に建てられました。
皮肉なことに、1952年に完成しますが、
その直後に地震によって倒壊してしまいます。
また、再建したものの、その1年後に秀吉は城内で亡くなってしまいます。
秀吉の死後、徳川家康がこの城に入り政務を行いましたが、
関ヶ原の戦いにより建物の大半が焼失してしまいました。
焼失した伏見城は1602年ごろ家康によって再建され、
1619年に廃城とされました。
伏見城の跡には、江戸時代に桃の木が植えられたことから
「桃山城」あるいは「伏見桃山城」とも呼ばれるようになりました。
現在の伏見城は、1964年に「伏見桃山城キャッスルランド」という遊園地として
建設された模擬天守なので、本物のお城ではないですが、
お花見スポットとして地元の人たちに愛され続けている立派なお城なのです。