古都ブログ
京都御所の蛤御門
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京都御所の周囲には九つの門があり、蛤御門は西門の1つです。
もともとの正式名称は「新在家御門」ですが、
天明の京都大火において御所が炎上したとき、
滅多に開かなかった新在家御門が開いたというので、
堅く閉じていた口が火にあぶられて開いたことを蛤になぞらえて、
「蛤御門」と呼ばれるようになったと伝えられています。
また、この辺りは1864年に長州藩と会津藩・薩摩藩を中心とする
幕府勢力が激突した場所でもあります。
激戦地の名を取って、「蛤御門の変(禁門の変)」とも呼ばれるこの戦いは、
京都市中の約3万戸が焼かれる市街戦にまで発展しました。
門の梁にはその時に撃たれた弾傷らしき跡が残されています。
自由に見学ができるので、近くにお越しの際は
ぜひ立ち寄られたらいかがでしょうか。
高瀬川源流庭苑
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高瀬川源流庭苑は、高瀬川開削者である角倉了以が
その源流に建設した別邸跡にある日本庭園です。
鴨川から引かれた水が敷地内を通って高瀬川に注いでいます。
流量の多い豊かな流れの川は、涼しげな印象を与えてくれます。
池泉回遊式の庭園には、高さのある滝口が設けられていたり、
大燈籠や秀吉好みの金の茶室と同じ形式だという茶室もあったりと
見所が盛り沢山!
現在は「がんこ高瀬川二条苑」の付属庭園として
庭を眺めながら京懐石を味わうことができます。
知恩院の三門
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知恩院の三門は、1621年、
徳川二代将軍秀忠公の寄進によって建立されました。
高さ24メートル、横幅50メートル、屋根瓦約7万枚という
その構造・規模において、わが国最大級の木造の門で、
外に掲げられている「華頂山」の額の大きさは畳2畳以上です。
知恩院の三門は、悟りに通ずる3つの解脱の境地を表わす「三解脱門」
というところから、“山門”ではなく“三門”と書きます。
三解脱とは、一切を空と観ずる空解脱、
一切に差別相のないことを観ずる無相解脱、
その上でさらに願求の念を捨てる無願解脱のことです。
門の内部は仏堂になっていて、
重要文化財に指定されている仏像が置かれています。
また、壁・天井には天女や飛龍が極彩色で描かれています。
内部は通常非公開ですが、特別公開のときには拝観することができます。
平安京朝堂院 大極殿跡
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市バス「千本丸太町」下車すぐの場所、内野児童公園の中に、
天皇の即位式などの国家的儀礼が行われていた
朝堂院大極殿の石碑が建てられています。
朝堂院は東西約200メートル、南北約470メートルで回廊になっており、
その正殿として大極殿がありましたが、
何度も火災があり再建されずに今に至っています。
後の調査で実際の場所は内野公園内ではなく、
千本丸太町の交差点だったそうです。
平安神宮の社殿は平安京の朝堂院を8分の5の規模で再現したものだそうで、
実際の雰囲気を体感することができます。
宥清寺
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京都における日蓮門下最初の寺院で、宗門唯一の本山です。
廃寺同然であった宥清寺を開導日扇聖人が学問所として借り受けられ、
根本道場と定められてから宥清寺は急速に興隆いたしました。
非公開ではありますが、日蓮聖人の肖像彫刻としては最古の
1つである木造日蓮坐像があります。
重要文化財としても定められており、大切におまつりされています。
宥清寺は、北野天満宮からも近く、
本堂前のさくら(ソメイヨシノ)は非常にきれいだと、
ひそかに知られている穴場スポットなんですよ。
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