安養寺・さかれんげ
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本尊の阿弥陀如来の蓮華の台座がさかさまになっているところから、
別名、倒蓮華寺(さかれんげ)と呼ばれています。
その頃、まだまだ女性蔑視が強かったことから、
往生の際に男性は心の中で上を向いたハスの花を咲かせるが、
女性は下向きに咲かせると言われ、女性は虐げられた存在でした。
阿弥陀の男女の差別なく往生できることを教える平等思想から、
さかれんげと阿弥陀如来を象徴的に見せることで、
分け隔てなく救われることを分かりやすく伝えているという。
この倒蓮華は全国的にも珍しく、特別公開時は横の扉が開けられ、
至近距離から台座の形を確認することができるそうです。