錦市場
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「京の台所」として有名な錦市場は
市内中心部の錦小路通を東西に走る商店街です。
東は寺町通から、西は高倉通までの約390mの区間に
約130店舗もの老舗や専門店が並び
地元の人からは「にしき」と呼び親しまれています。
なんと約1300年もの歴史があり、平安時代に
御所へ新鮮な魚を納めるお店が集まったことが始まりといわれています。
京野菜や魚、京漬物、豆腐や湯葉、乾物など
京都特有の食品はほぼここで揃えることができ
観光客や修学旅行生だけでなく
日常の食品を買う人や、京料理向け食材を仕入れる割烹、料亭、旅館の料理人さんなど
多くの人で賑わっています。
今はちょうど年末・お正月ムードで
めでたい祝鯛、年越し用のお蕎麦、お餅、数の子、カニなど
お正月用の食材がたくさん並んでいて
食べ歩きはもちろん、見て歩くだけでも楽しめますよ。
因みに「にらみ鯛」といって、正月の三が日は鯛に箸をつけないのが
京都特有のお正月の風習だとか。
威勢の良い声が飛び交っている、活気ある年末の錦市場に立ち寄って
京都の年の瀬の風景を味わうのも良いかもしれません。